投資信託の基準価額が変動するリスクとは?

ガイコツ

投資信託の基準価額が上下するリスク要因はたくさんあります。

売り手と買い手のバランスだけではありません。さまざまな事象が絡みあって投資信託の価値が変化し、基準価額が変化します。

どういうリスクがあるのかを知っておくと、そのリスクに真正面からぶつかってしまう前に対処することができます。

ネットやテレビ、新聞等々の経済ニュースからリスク判断が出来るように、「投資信託のリスク」を覚えておきましょう。

(※リスクというと、基準価格が下がることのみを指すように感じますが、それは間違いです。予想と外れることがリスクです。なので、例え予想より基準価格が上振れする場合であっても、それはリスクと呼ばれます。)

投資信託の基準価額が上下する「一般的なリスク」

投資信託に組み入れられている金融商品によって、その投資信託の基準価格が変化する要因は変わります。

なので、「景気が良ければ基準価額が上がる」というような単純なものではありません。

どんな要因で基準価格が上下するのかは、それぞれの投資信託の目論見書に記載されているので、購入前によく読んで確認しましょう。

参考:【簡単】投資信託 初心者のための目論見書の読み方

 

投資信託の基準価額が上下する一般的なリスクは、以下の3つです。

価格変動リスク

価格変動リスクとは、その名の通り投資信託の基準価額が上下するリスクです。

基準価額が上下する理由は、その投資信託を買いたい人と売りたい人のバランスが偏る。もしくは、景気情勢の影響によって投資信託に組み入れられている株式等の価格が変化するからです。

金利変動リスク

金利変動リスクとは、金利の変動によって影響を受けるリスクのことです。

金利変動は債券の価格に大きく影響します。ですので、債券が含まれている投資信託は、金利変動リスクの影響を受けやすくなります。

一般的に金利が上がると債券価格が下落し、金利が下がると債券価格は上昇するといわれています。

為替変動リスク

為替変動リスクとは、各国の通貨の為替レートが変わることによって基準価額が影響を受けるリスクのことです。

投資信託に組み入れられている海外の株式や債券等は、投資先の通貨で購入されます。ですので、為替レートが変わると基準価額もその影響を受けます。

投資信託の基準価額が上下する「突然的なリスク」

一般的に基準価額が上下するリスク要因は、先ほどお伝えした「価格変動リスク」「金利変動リスク」「為替変動リスク」の3つです。

ただ、予期しないときに突然起こるリスクも有ります。

全てのリスクに万全に備えておくことは不可能ですが、予備知識として知っておくと、大きく基準価格が下る前に、変化の前触れを察知して対処することができます。

投資信託の基準価額に影響する突発的リスクは、以下の4つです。

信用リスク

信用リスクとは、株式や債券の発行元である国や会社の経営が悪化し、価格が暴落したり価値がゼロになったりするリスクのことです。

利子の支払いや元本割れなどが起こる可能性があります。

カントリーリスク

カントリーリスクとは、主に投資先の国の政治や経済情勢によって、投資信託の基準価額が変動するリスクのことです。

テロや災害などによるリスクがこれに含まれます。

流動性リスク

流動性リスクとは、購入した株式や債券などの取引量が少く、売りたいときに売れなかったり、買いたいときに買えなかったりするリスクのことです。

売買タイミングを逃してしまう機会損失のリスクがこれにあたります。

デリバティブリスク

デリバティブリスクとは、先物取引やオプション取引など、派生商品を組み入れていた場合に影響を受けるリスクのことです。

デリバティブ商品は高収益を狙う分、値下がりリスクも大きい商品です。ハイリスクハイリターンの投資信託を購入する場合は、このデリバティブリスクが自分の損失許容範囲かどうかよく確認しましょう。

まとめ

投資信託のリスクには大きく分けて、「一般的なリスク」と「突発的なリスク」があります。

 

「一般的なリスク」は、以下の3つです。

  1. 価格変動リスク
  2. 金利変動リスク
  3. 為替変動リスク

 

「突発的なリスク」は、以下の4つになります。

  1. 信用リスク
  2. カントリーリスク
  3. 流動性リスク
  4. デリバティブリスク

 

投資信託は、さまざまな国にある、さまざまな会社の株式を「ひとまとめ」にした投資商品です。ですので、個別株投資に比べると、リスクは分散されています。

とはいえ、上記のようなリスクがあることも確かです。

投資信託だから安全!…ということではありません。『投資』ですからね。油断せずに資産運用していきましょう。

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