標準偏差で投資信託が「最大いくら儲かるのか?」を計算する方法

下降チャート

将来の投資信託の基準価額を正確に予想できる人はいません。

しかし、「◯◯円から△△円の間に収まる」だろうという値動きの幅は計算できます。

この基準価額の値動きの幅標準偏差と呼ばれ、「自分がどれくらいリスクをとっているのか?」を示す数値として利用されています。

標準偏差の値が大きいほど値動きの幅が大きくなります。つまり、大儲けする可能性もあり、逆に大損してしまう可能性もあるということです。

標準偏差を使って基準価額の値動き幅を計算する方法は、以下のとおりです。

 

標準偏差で値動き幅を計算する方法

一般的に、株価(投資信託でいうところの基準価額)の損益は95%の確率で『期待リターン±リスク(標準偏差)×2』の範囲に収まると言われています。

インベスコ MSCIコクサイ・インデックス(先進国版TOPIXの様なもの)を例に計算してみましょう。インベスコ MSCIコクサイ・インデックスの期待リターンは約4%、標準偏差は約20%です。

参考:投資信託のモーニングスター|スナップショット[インベスコ MSCIコクサイ・インデックス

 

株価は、95%の確率で「期待リターン±リスク×2」の範囲に収まるといわれていますので、計算式に当てはめてみると・・・

 

  • 最も値上がりした場合(最も儲かった場合)
    4+20×2=+44%
  • 最も値下がりした場合(最も損した場合)
    4-20×2=-36%

 

となります。

つまり、インベスコ MSCIコクサイ・インデックスは、基準価額の-36%から+44%の間で変動する可能性があるということになりますね。

投資信託は比較的安全な投資商品と言われていますが、標準偏差を使ってリスクを数値化してみると、思っていたよりリスクが大きいと感じた方も多いのではないでしょうか?

自分がどれくらいのリスクを負っているのか計算できるようにしておくと、より安全に資産運用できます。『期待リターン±標準偏差×2』の公式は覚えておいて損はありません。

※ちなみに、投資信託のベンチマークとしてよく利用される「TOPIX」の標準偏差は18%程度と言われています。購入を検討している投資信託の標準偏差が18%を大きく上回っているのであれば、かなりリスクの高い投資信託といえます。要注意です。

まとめ

  • 基準価額の変動幅は、標準偏差を使って計算できる
  • 基準価額は95%の確率で『期待リターン±標準偏差×2』の範囲に収まる

比較的安全な投資信託に投資したとしても、短期的には資金が目減りする可能性は十分あります。

日々の値動きに一喜一憂しないように、自分がどれくらいのリスクをとっているのか把握しておきましょう。

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