【簡単】投資信託 初心者のための目論見書の読み方

取扱説明書

投資信託には「取扱説明書」のようなものがついています。それが『目論見書交付目論見書)』です。

目論見書には、その投資信託が「どんなもの」なのか?「どこ」の「なに」に投資をするのか?等々が書かれています。始めて投資信託を購入する初心者の方にも分かりやすいよう、少ないページ数で簡潔にまとめられています。

「どんな投資信託なのかわからないけれど、投資する」というのは、やっぱりギャンブルでしかないですからね。マーケットにカモにならないように、投資信託を購入する前には必ず目論見書を読んでおきましょう。

目論見書を初めて読む方は、専門用語や小難しい文体のせいで、『うっ・・・』っと拒絶反応を起こしてしまいがちです。

でも、見るべきポイントに絞って読めば大丈夫です。簡単に投資信託を購入するときに必要十分な情報を理解することができます。

目論見書を素早く読むポイントは、以下の3つです。

 

投資信託の属性を確認する

投資信託の目論見書は、投資信託販売会社のホームページから無料でダウンロードすることが出来ます。

今回は、私も購入している「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の目論見書を例に、話を進めていきましょう。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの目論見書は、以下のURLからダウンロードできます。
参考:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド-投資信託のニッセイアセットマネジメント

さて、目論見書を開くと、3ページ目あたりに、以下のような投資信託の属性に関する表が載っていると思います。

 

これが、ニッセイ外国株式インデックスファンドの属性です。左端の項目から順に解説していきます。

 

■単位型・追加型
投資信託を購入できる時期について書かれています。「単位型」の場合、投資信託を購入できる時期が決まっています。「追加型」の場合は、いつでも購入できます。

■投資対象地域
投資信託が、どの地域の投資商品に投資しているのかについて書かれています。ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合、日本を除いた海外の株式に投資していますので、「海外」と表記されています。

■投資対象資産
どんな種類の投資商品を含んだ投資信託なのかについて書かれています。「株式」と書かれているので、ニッセイ外国株式インデックスファンドは、株式中心の投資信託ということになります。

■補足分類
インデックスファンドなのか、アクティブファンドなのか、投資信託の運用方針についてはこの欄でわかります。
参考:【運用方針の違い】インデックスファンドとアクティブファンドの違い

■決算頻度
いつ決算するのかは、この部分でわかります。毎月分配型の投資信託の場合、「毎月」「年12回」というように表記されます。

■投資形態
ファミリーファンド方式なのか、それともファンド・オブ・ファンズ方式なのか、またはそれらとは別の単体の投資信託なのかは、この部分に表記されます。
参考:【運用方式の違い】ファミリーファンドとファンドオブファンズの違い

■対象インデックス
目標とする指数(ベンチマークする指数)の種類は、この部分でわかります。

 

以上で、投資信託の属性(どんな投資信託なのか)に関することは、ザックリわかったと思います。

次は、投資信託の運用実績についてみてみましょう。

投資信託の運用実績を確認する

目論見書のPDFを下にスクロールしていくと、「運用実績」の表が出てくると思います。

事細かに読んでもいいとは思いますが、まずは『運用実績』に関する部分だけ確認しておきましょう。

運用実績に関する部分で確認しておくべきポイントは、「純資産総額」「純資産総額の推移」「収益率」の3つです。

 

■純資産総額
上画像の右上に「純資産総額 258億円」と記載されているのがわかるでしょうか?この純資産総額が、ニッセイ外国株式インデックスファンドが運用している総資産になります。

一概にいくら運用資産があれば安全だとはいいきれないのですが、100億円以上ある投資信託であれば、安全だといわれています。

■基準価額・純資産総額の推移
上画像左上に基準価額と純資産総額の推移グラフが載っています。見るべきポイントは、純資産総額の増加率です。

この表では、基準価額は下がりはじめているものの、純資産総額は右肩上がりに増えています。つまり、投資家がドンドン購入している人気のファンドであるということを意味しています。

純資産総額が下がり始める=運用資産が減り始めるということですから、要注意です。途中で消滅してしまう可能性も無きにしもあらずです。

純資産総額100億円以上で、徐々に純資産総額が増えている投資信託を選ぶのが良いかと思います。

■年間収益率の推移
上画像右下に、年間収益率のグラフがあります。実際に、ニッセイ外国株式インデックスファンドが、何%運用益を稼いだのか?がこの部分でわかります。

 

以上が、運用実績の部分で確認すべき3つのポイントです。

もちろん、投資地域や業種別比率も確認すべきだとは思いますが、パッと投資信託の概要を知りたいときには、「純資産総額」「純資産総額の推移」「年間収益率」の3つを確認すれば十分だと思います。

最期に、一番重要な手数料について確認しておきましょう。

手数料を確認する

目論見書を一番下までスクロールしていくと、手数料に関するページがあると思います。

投資信託を運用していくにあたり、手数料は非常に重要なポイントです。というのも、毎年この手数料が投資信託の運用総資産から引かれていくからです。

運用益がプラスであろうが、マイナスであろうが、関係ありません。手数料は常に毎年引かれていきます。

ですので、投資信託を購入する際は、できるだけ手数料が少ない投資信託を選ぶのが良いといえます。

手数料に関する項目で確認すべき部分は、「運用管理費用」と「監査費用」と「その他の費用・手数料」の3つです。

「運用管理費用」については、大抵の投資信託購入画面で明確に表示されます。なので、特に問題ないのですが・・・、注意すべき部分は「監査費用」と「その他の費用・手数料」です。

「運用管理費用」は◯◯%と表記されているものの、「監査費用」と「その他の費用・手数料」で余計な手数料がかかっている投資信託もあります

つまり、「運用管理費用」と、実際に投資信託に掛かる費用である「実質コスト」には差があるということです。

投資信託を購入する際には、この手数料部分をよくよく確認しましょう。

まとめ

  • 投資信託の属性
  • 投資信託の運用実績
  • 投資信託の手数料

以上、3項目に絞って読めば、投資信託の目論見書は短時間でサクッと読めるはずです。

投資信託に関する最低限必要な情報は、この3項目で確認できます。

投資信託の目論見書を初めて読む方は、とりあえずこの3項目から読み始めてみることをおすすめします。

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