私達は、一体いつまで働き続ければいいのか?

Photo credit: j3ssl33 via Visualhunt / CC BY

Photo credit: j3ssl33 via Visualhunt / CC BY

私達が働く目的は何でしょうか?何のために働いているのでしょうか?おそらく、誰もに当てはまる答えは「幸せになるため」でしょう。

いい車に乗りたい。高い地位を得たい。キレイな女性と結婚したい。などなど…いろんな形で表に現れてきますが、結局は欲望を叶えて「幸せ」な状態になりたいから、働いてお金を稼ぐのだと思います。欲望を叶えるにはお金が必要ですからね。お金を稼ぐには働かなければなりません。

でも、もし、働いて稼ぐ金額に比例して幸福度が上がっていかないとしたら・・・どうでしょうか?

それでも働き続けますか?

年収7万5000ドル以上稼いでも、幸福度は上がっていかない

1,000人の米国人を対象にしてGallup社が行った45万件にのぼる調査データを、「人生の評価(Life evaluation)」と「主観的な幸福感(Emotional well-being)」について分析。

論文によると、前者は年収と比例するが、後者については、年収75,000ドルまでは収入に比例して増大するが、75,000ドルを超えると比例しなくなるという。「低い収入は低い人生評価と低い幸福感につながる。高い収入は高い人生評価につながるが、幸福感につながるとは限らない」

引用:幸せを感じる年収や通勤時間:統計からの回答|WIRED.jp

7万5000ドル。現在為替(2016/06/22時点)で年収約784万円以上稼いでも、主観的な幸福度は上がらないという調査結果が出ています。これ以上稼いでも、日々の生活で感じる幸福度や満足度は上がらないというわけです。

幸せになるために稼いでいるのに、7万5000ドル以上稼いでも幸せにならないのであれば、それ以上稼ぐ必要はあるのでしょうか?

きっと、この年収を稼げるようになった時点で、本当に自分の人生と向かい合うことになるんだと思います。お金では得られない幸せとはなにか?を探す旅のスタート地点になるのでしょう。

さて、ここで重要なことは、「お金を稼いでも幸せにはなれない」ということではありません。『年収7万5000ドル稼ぐまでは、稼ぐほどに幸せになる』という点です。逆説的ですが、これが本当に重要なことです。つまり、幸せはお金で買えるということです。

年収7万5000ドル、日本円で約784万円、稼げているでしょうか?もし稼げていないのであれば、今からどうすれば稼げるようになるでしょうか?

「肉体労働」だけにとらわれない

肉体労働だけで年収784万円稼げるようになろうとすると、なかなか難しいかもしれません。なぜなら、誰もが良い仕事に就けるわけではありませんし、誰もが才能を持っているわけでもありませんし、誰もにチャンスが巡ってくるわけでもありませんからね。働いても働いても、年収が上がらない人もいるでしょう。

でも、肉体労働だけにとらわれず、投資と組み合わせて年収784万円稼ぐのであれば、現実味が出てきます。要はファイナンシャルスキルの問題です。仕事も地位も才能も関係ありません。「複利」の力を利用して、お金にお金を稼いでもらえばいいんです。

単純に手数料の安い投資信託にお金を預けておくだけで、長期的にみて年利5%程度で投資資金を増やしていけます。

(※投資信託でほったらかしで年利5%でお金を増やしていく方法は、「投資信託でサラリーマンが老後資産を貯める方法」にてまとめていますので、参考にしてみてくでさい。)

仕事も地位も才能も関係なく、投資でお金にお金を稼いでもらう。自分で働いて年収784万円稼げなくても、投資で稼いだ金額をプラスして年収784万円を達成すればいいんです。

ただ、問題は、肉体労働に依存した収入は安定的ではないということです。怪我や老化で収入額が大幅に変わりますからね。理想的には、投資のみで必要な年収を稼げる状態がベストです。

では、一体いくら投資すれば、働かずに年収784万円稼ぐことができるでしょうか?

784万円 ÷ 5% = 1億5680万円

もし、1億5680万円投資して年利5%で運用できれば、1年間で784万円の運用益がでます。働かずに投資だけで幸せの上限値を得るには、1億5680万円が必要というわけですね。単純な計算ですが、こういう数値を目標値として設定しておくとモチベーションを上げる要素になります。

とはいっても、良い投資信託に投資したからといって、毎年確実に+5%で運用できるというわけではありません。良い時もあれば悪い時もあります。数十年単位で長期投資すれば、おおよそ年利5%で運用できる可能性が高いってことです。

なので、もう少し余裕をもった数字を目標値として設定しておくといいかもしれませんね。例えば・・・

 

【投資だけで年800万円稼ぐ場合】

  • 約2億6666万円を年利3%で運用すると、年間800万円の運用益
  • 1億6000万円を年利5%で運用すると、年間800万円の運用益

【投資だけで年1000万円稼ぐ場合】

  • 約3億3333万円を年利3%で運用すると、年間1000万円の運用益
  • 2億円を年利5%で運用すると、年間1000万円の運用益

というような感じです。

 

覚えやすそうな数値を目標にするなら・・・

  • 3億円を投資信託で手堅く運用(年利3%)して、年間900万円の運用益
  • 1億6000万円を投資信託で上手に運用(年利5%)して、年間800万円の運用益

この2つのどちらかでしょうか。どちらを目標にしてもいいですが、1億60000万円の方が現実味があるかもしれませんね。

 

『現金で1億6000万円貯めて、労働のラットレースから脱出する』

 

こういう目標、私は嫌いではありません。例えお金目的であっても、何も考えずに働いているより、よっぽどビジョンがあると思います。本当にやりたいこととか、自分探しは1億6000万円稼いだ後に考えたって別にいいと思います。

「自分は一体なにがしたいんだろう・・・」と悩みながらウダウダ働いてるより、『1億6000万円稼ぐまでは、がむしゃらに働く!』とハングリー精神むき出しで行動している人の方が、アグレッシブで魅力的ではないでしょうか?

お金を稼ぐということは、その金額に見合う価値を提供しているわけですから、蔑まれるようなことではありませんし、むしろ立派です。

「一体いつまで働けばいいのか?」と悩んでいる人は、『とりあえず1億6000万円稼ぐ!』というのを一つの目標にしてみてもいいのではないでしょうか。

1億6000万円を投資信託に投資して上手に運用できれば、年収784万円を超えるわけですから、もう働こうが働かなかろうが、幸福度は大して変わらなくなります。

幸せになるために働いているなら、このあたりの金額がゴールになるはずです。

まとめ

  • 7万5000ドルまでは、稼げば稼ぐほど幸せになる
  • 幸せのために働いているなら、年収784万円がゴール地点
  • 1億5680万円を年利5%で運用すれば、例え働けなくなっても年間794万円稼げる

働いてお金を稼ぐ目的が「幸せになるため」なら、年収784万円以上稼いでも意味がありません。

働いて年収784万円稼げるようになっても、怪我や老化で働けない状態になってしまうと年収が減る恐れがあります。つまり、幸福度が下がっていきます。心休まる時がありません。不慮の事故・病気のリスク、加齢のリスクを考えて、お金にお金を稼がせましょう。

頼まれてもいないのに、頭でっかちに考えなくていいはずです。例え幸福であれ何であれ、お金で買えるものはお金で手に入れていいと思いますよ。

妙に現金臭い内容になってしまいましたが、ゴールのないマラソンを走り続けることは困難ですからね。例え遠くに見えるゴールであっても、設定しておくことに意味があります。

「とりあえず1億6000万円稼ぐ」と目標設定した瞬間から見えてくるものはあると思います。