
「本当に書かなくてもいいの?」
そう思ったあなたは、すでに「うまい」文章に操られていますね。違いますよ。大切なのは後ろの方。『トレーニング』の方です。
当たり前ですが、何もせず突然明日から文章が上手くなるなんてことは、ありえませんからね。(苦笑)タネも仕掛けもあります。
問題は、それを知ってるかどうかってことです。知ってれば、それをやるだけで「書かずに文章が上手く」なります。
で、あなたは「書かずに文章が上手くなる方法」をご存知でしょうか…?
この本を読めばわかります。
たとえ本を読まなくても、この記事を読めばわかります。
コレだ!と思う部分をまとめてみましたので、本屋の立ち読み代わりに参考にしてみてください。
自問自答する
「文章を書く」という行為は、実は「自問自答」から生まれます。
例えば…
Q:何を書こうかな?
A:選挙について書こう。
Q:選挙に立候補してる人ってだれだっけ?
A:◯◯さんと□□さんと△△さんだ。
Q:それぞれのマニフェストの違いってなに?
A:ほとんど一緒。
というような感じです。
実は何を書くにしても、このように自問自答が繰り返された結果、文章が出来上がっています。
なので、文章の質を上げたければ、自問自答の質を上げればいいわけです。質問の質が上がれば、自動的に答えの質も上がります。
日頃から自問自答を繰り返す習慣をつけて、文章力UPさせましょう。
締め切りを決める
なぜ締め切りを決める必要があるのか?その理由は、集中力を高めるためです。
何においてもそうですが、集中していないと結果は良くなりません。集中して仕事しないと、いつまでも終わらないのと同じです。
集中して文章を書かないと、良い文章は書けません。
集中力を上げる簡単な方法は、強制的に締め切りを設定することです。
何をするときでも、締め切りを決める習慣をつけましょう。
読書をする
当たり前ですが、語彙力が上がれば使える表現が増えます。言葉を知ってる分だけ、いろんな言い回しができますからね。
語彙力を増やすには読書が最も効果的です。
読書しましょう。
たとえる
複雑な文章も、わかりやすい「たとえ」を使うことで、読者が理解しやすくなります。イメージしやすくなります。
たとえば…(←これですよ)
まるで子猫のような彼女。
まるで死体のような彼氏。
清水の舞台から飛び降りたかのような弁当。
私が3歳児かのように話しかけてくる歯医者。
などなど。
普段から、「〜のような」というたとえを使ってみましょう。
たとえ力が上がると、文章にもその力が活かされます。
自分の気持ちを表現する
いきいきと「気持ち」を伝える文章を書くには、自分自身が日頃から気持ちを表現するのが一番です。
もちろん、自分の気持ちを表現するのが苦手な人もいるでしょう。そういう人は、他人の気持ちを表現する練習をすればOKです。「ヒト」だけでなく、動物でもモノでも問題ありません。
たとえば、犬の場合であれば…
「あー・・、夏は肉球が焼けるように熱いから、アスファルトの上で散歩はカンベン…」
「ご主人様は、このコースしか散歩しないなぁ」
「おばあちゃん、いっつも僕に話しかけるけど、何いってるかわからないよ〜」
とかですかね。
自分以外の気持ちを代弁するときは、「なりきる」ことがポイントです。そうすることで、自分とは違う視点からものごとを捉えられるようになり、さらに表現力が上がります。
他者承認する
自分の気持ちを正直に書けない人は、自分が否定されることを恐れています。
なぜその恐れを抱くのかわかりますか?それは、他人を信用していないからです。自分が他人を否定しているから、自分も否定されると恐れるわけです。
まず、あなたの方から他人を認めるようにしましょう。
他人をコントロールしようとせず、ありのままを受け止める。自分と違う考えを持っていても、それはそれで良い。価値観は人それぞれ。
この他者承認ができるようになると、正直に文章を書けるようになります。
自分の意見も「人それぞれの価値観」の中の1つなわけですから、反論する人がいようがいまいが問題ありません。他人がありのままで良いのと同じように、あなたもありのままで良いわけです。
自分と違う意見をもつ他者を認めることで、自分が正直に文章を書く恐れがなくなります。
セルフイメージを高める
自信のない人が書く文章には自信の無さが、自信に満ち溢れた人が書く文章には自信が滲み出るものです。
自信を持ってかかれた文章には勢いがあります。勢いがある文章は人を動かしやすいものです。人を動かせる文章がけるようになりたければ、セルフイメージを高め、自分に自信を持ちましょう。
セルフイメージを高めるには、「5年後の理想の自分」を思い描き、『現在すでにそうなっている』と思い込むことです。そうすることで、理想の自分として自信を持って文章を書けるようになります。
まとめ
- 自問自答する
- 締め切りを決める
- 読書をする
- たとえる
- 自分の気持を表現する
- 他者承認する
- セルフイメージを高める
以上が、「書かずに文章力を上げる7つの習慣」です。
いかがだったでしょうか?いずれも、指1つ動かさず、キー1つ打ち込まず、文章力を高められるトレーニングです。
もちろん、全て習慣にできれば効果は絶大でしょうけど、一つ習慣にするだけでも、今まで書いてきた文章より良い文章が書けるようになるのではないでしょうか?
一番簡単で、すぐできそうなのは「締め切りを決める」ですかね。
もし、この書評を読んで「書かずに文章がうまくなるトレーニング」に興味が出たら、『ほしい物リスト』に登録するんじゃなくて、今すぐ買いましょう!
それも1つの締め切りを決めるトレーニングということで。(笑
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