
ブログを書く人の中で、どれだけの人がライティング講座に通ったことがあるでしょうか?
もちろん、ライティングセミナーやライティングスクールに通うことは有益です。文章力を上げれば、ただ更新し続けているだけのブロガーとは、比較にならないほど上手な文章が書けるようになるでしょう。
でも、問題は「セミナーに通う前と通ったあとで、どれぐらい文章力が向上するのか?」「高額なセミナー代金を支払ってでも行くべきものなのか?」というところです。
なんせ、今や文章術の本はたくさん販売されていますからね。大抵は1200〜1500円程度で買えます。数万円のライティングセミナーへ行くよりも、文章術の本を数冊繰り返し読み込むほうが良いと思いませんか?
どうしても教えを請いたい講師がいる場合は別ですが・・・、その場合であっても、文章術の本を読んでから行く方が内容をよく理解できるはずです。
でもまぁ・・・、本読むのめんどくさいですよね(苦笑。
1冊読みきったのは良いけれど、結局1つも思い返せないのであれば、読んだ意味ありません…。
そういう場合は、「タイトル付けの超定番!「バカ売れキーワード1000」でブログ記事のタイトル変幻自在! 」で紹介したような、雛形が掲載されている本が最適でしょう。必要なときに、必要な部分だけ雛形を使えばOK。本1冊最後まで読む必要ありませし、覚えておく必要もありません。
ただ、「バカ売れキーワード1000」はタイトル付けの本であり、文章術の本ではありません。タイトル付けには有効ですが、「文章をどのように書けば読み手に伝わりやすくなるか?」を解説した本ではありません。
そ・こ・で!
今回は、「一瞬で心をつかむ77の文章テクニック」を紹介したいと思います。この本は「バカ売れキーワード1000」の文章版のような本です。77の作例を元に、「どこをどのように修正すれば、読みやすい文章になるのか?」が解説されています。
1例につき1〜2見開きで、簡潔にポイントをおさえた解説が掲載されています。まどろっこしくなくて、理解しやすい内容です。読書嫌いの方にも読みやすい本かと思います。
さっそく、どんな本なのか写真付きで紹介していきたいと思います。
全文ななめ読み
失敗例と成功例を比較

見開きで2ページで1テクニック解説。というレイアウトになっています。
同じ内容の文章を、何のテクニックも使わずに書いた場合(失敗例)、読者に読ませるテクニックを使った場合(成功例)が比較されています。
修正箇所が赤線で示されているので、どこをどのように直せば良いのか?が、パッと見ただけで分かります。
なぜ、そうリライトすべきなのか?リライトすることで、読者にどのような反応をしてもらえるのか?という、文章テクニックの効果については、右側ページで詳細に解説されています。
とりあえず記事は書いてみたものの、なーんとなく理解しづらい。つまんない。といった時に、ご自身の記事内容に合ったテクニックを使うといいのではないでしょうか。
77コもの文章テクニックが掲載されていますから、少なくともどれか1つは使えるはずです。
長文の書き方も解説

短文だけでなく、長文のライティングテクニックも解説されています。
あたりまえですが、短文より、長文の方が読んでもらいにくいです。長時間、読者の注意を引きつけ続けるのは、容易なことではありません。
短文の場合と共通する部分はありますが、長文ならではのテクニックもあります。「エピソードで語る」なんてテクニックは、その典型ですね。長文でしか使えないテクニックです。

長文テクニックの場合、どうしても情報量が多くなりますから、2ページ使っての解説になります。
とはいっても、文字数はそんなに多くありません。要点を絞って解説されています。
必要なところだけ。もしくは、興味のあるところだけ読んでも、十分理解できるでしょう。すぐ自分の文章に応用できると思います。1冊まるまる読まなくても大丈夫です。
まとめ
結局、文章って設計図ありきなんですよね。
文章を分解し続けていくと、最低限必要な要素が見つかり、その要素を上手くつなぎ合わせれば、読者にこちらが意図した感情を抱いてもらえる。
例えば、「目標→障害→葛藤→成功」なんてサクセス・ストーリーは、日本人の大好きなところではないでしょうか?おもわず、手に汗握って応援したくなるような文章が書けそうです。
もしくは、有無をいわさず読者を説得したい場合、「主張→反論処理→主張」なんてテクニックも、よく使われてますね。
あえて、読者の反論を書き、それを解決し、再度自分の主張を繰り返す。このテクニックは、「ブログ1記事 30分以内に書き上げる方法 」で紹介した「結論→反論→反論つぶし」と共通するテクニックですね。
こういう文章テクニックが77コも入って、1冊1300円(税込み1404円)ですから、高額ライティングセミナーいくより何倍もお得だと思います。
まずは、本を読んでからでも遅くはないかと。
▼文章の書き方 おすすめ本▼
【文章の書き方】読みやすいブログ記事を書くためのオススメ本10冊